カフェオレの泡

浮かんでは消えていく泡のようなもの

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書日記】2023.6.29(木) 『エレクトリック』

雨。昨日と同じような時間に、同じような激しい雨が降る。洗濯物を取り込む。しばらくすると晴れ間がのぞく。再び洗濯物を外に干す。数十分後、また激しく降りだしたので、あわてて洗濯物を取り込む。完全に翻弄されている。 芥川賞候補作、千葉雅也の『エレ…

【読書日記】2023.6.28(水) 『ハンチバック』

ちょっとした用事があったので街に行く。用事を済ませ、本屋に寄ろうとしたら雨が降り始めた。激しく降り始めた。雷も鳴りだした。たぶん近くに落ちた。車から降りるのが億劫になってきた。電話が鳴った。妻からだった。幼稚園のお迎えにいったが、雨が降り…

【読書日記】2023.6.27(火)『歩くこと、または飼いならされずに詩的な人生を生きる術』

昨年7月にジョギングを始めて、もうすぐ1年が経とうとしている。ジョギングの副次的な効果として、歩くことが苦にならなくなった。体力がついてきたのかもしれない。もともと歩くことは嫌いではなかったが、目的地まで少し距離がある場合、自転車か車で行っ…

【読書日記】2023.6.26(月) 続・ボロネーゼ

フライパンにオリーブオイル、玉ねぎ、にんじん、セロリを入れて、弱火で焦がさないように野菜の甘みが出るまで10分ほど炒め、いったんボウルに取り出す。次に、大きめのフライパンを中火で温め、ひき肉を広げる。塩を全体に振って、焼き色がつくまで焼く。…

【読書日記】2023.6.25(日) 6人の美女と野獣

電車に乗って出かける。AM10:00、とあるコーヒーチェーン店。K氏に某プロジェクトのデザイン案を提案してもらう。K氏は私に悩みの種をまき散らした。2階の隅、通りに面した窓際の席で、私は静かに感動した。 11:00。はるばる北海道からやってきたC氏の来訪を…

【読書日記】2023.6.24(土) ザ・ワールド

久しぶりのサンフレッチェ観戦。といっても、2週間ぶりなのでそうでもないのか。前回のホームゲームからすいぶん間が空いたような気がしていたが、気のせいだったか。6月に入り、ナイトゲームとなった今日は首位横浜Fマリノス戦。厳しい戦いが予想される。主…

【読書日記】2023.6.23(金) 「軍国歌謡集」

クリティカルヒットの短編に出会った。山川方夫「軍国歌謡集」。ポプラ社が出している百年文庫シリーズの1冊に収録されていた。読書の幅を広げるのにうってつけなのがアンソロジーだ。面白い短編を求めて、アンソロジーをときどき読む。 主人公・佐々木が大…

【読書日記】2023.6.22(木) ポリリズム的読書

複数の本を同時に読んでいると、ときどき、数冊同時に読み終えることがある。そこで得られるのはポリリズム的快感だ。ポリリズム。すなわち、複数の異なるリズムが同時に進行することで独特のグルーヴを生み出す。まさか読書にも起こり得るとは知らなかった…

【読書日記】2023.6.21(水)『うさこちゃんのたんじょうび』

今日はうさこちゃんの誕生日らしい。Twitterで知った。我が家にも『うさこちゃんのたんじょうび』があったので読んでみた。 冒頭、ある朝起きたうさこちゃんは、顔から足の先まできれいに身体を洗うシーンから始まる。なかなかに意表を突かれた。え、なんで…

【読書日記】2023.6.20(火) 『とりあえずお湯わかせ』、そして私はあら汁を作る。

ハマチのあらが手に入ったので、あら汁を作る。まずは下処理。ボウルに入れたあらに塩を振って放置する。15分後、ボウルに溜まった水を流す。熱湯をかけたら流水で洗い流す。身に付着した血やぬめりを落として完了。 鍋に湯をわかし、あらで出汁を取る。あと…

【読書日記】2023.6.19(月) 餃子

二週間に一度、家事代行に来てもらっている。主に水回りを中心に掃除してもらう。二週に一度の家事代行の日を我が家では、Nさんが来る日と呼ぶ。今日がその日だった。そして、Nさんが来る日の献立は餃子と決まっている。特に理由はないけど、いつのまにか定…

【読書日記】2023.6.18(日) 『静寂とは』

朝ご飯のような昼ごはんのようなパンを買いに行く。パリの朝という名前のパンが美味しい。 昼、次男とその友達と公園へ。息子の通う小学校では、三年生までは子ども一人で自転車に乗ってはいけないルールがある。自転車に乗るときは保護者が付き添う必要があ…

【読書日記】2023.6.18(土) 非読書日記

晴れ。次男が駄菓子屋に行きたいというので付き合う。300円分買うと決めていたらしく、長考している。長い。正直なところ、どれを買ってもたいした違いはないだろうと思うのだけれど、本人にとってはそうじゃないのだろう。65円と思っていたものが130円で、6…

【読書日記】2023.6.16(金) 『別れの色彩』

梅雨明けみたいな青空だ。幼稚園から帰ってきた娘は、パンツ一丁で過ごしている。汗ばんでペタペタしているから、できれば接触したくない。 芥川賞の候補が発表された。どれも読んでいないのでわからないが、未読の現時点での予想をしておこう。市川沙央「ハ…

【読書日記】2023.6.15(木) 授業参観。『差し出し方の教室』

長男の授業参観に行く。妻と現地集合。教室はプレハブ校舎の2階、靴箱の場所がわからない。1組と2組の靴箱はあったけど、3組の靴箱がない。もしや2階にあるのかと思い、2階に行ってみる。ない。土足であがってしまった。私だけじゃなかった。もう一人のお母…

【読書日記】2023.6.14(水)

今日も昨日と同じようなラインナップの読書。毎日少しずつ読むスタイル。 『虞美人草』夏目漱石p115~p150地の文の情景描写がすごい。I Love Youを月が綺麗だと訳すだけのことはある。というかそれ以上の情感にあふれる書きっぷりだ。 燐寸を擦る事一寸にし…

【読書日記】2023.6.13(火)

特筆することのない一日。今日の読書状況を羅列していく。 『物語の作り方』ガルシア・マルケスp130~p152。ガルシア・マルケスとシナリオライターたちが、脚本をつくっていく様子が描かれる。ああでもないこうでもないと言いながら、ストーリーが出来上がっ…

【読書日記】2023.6.12(月) 『にんじん』

幼稚園の先生に怒られた。娘ではなく、私が、だ。 先週の土曜日に幼稚園で開催したイベントで忘れ物があった。忘れ物がある旨を主任の先生に伝えるために、書き置きを残しておいた。靴箱のところにちょうど手ごろなメモ用紙の束をみつけたので、それに書いた…

【読書日記】2023.6.11(日) 購入前の本が読めるカフェってどうなんだろうな。そんな店は本を大事にしているようには思えないし、そんな客なんて本好きだとは思えない。

馴染みのパン屋に、パンを買いに行く。家族の注文を取る。妻はなんでもいい。長男、きなこパンと塩パン。次男、カレーパンとサンドイッチ。長女、クロワッサン。私は、何か適当にと、5人分のパンを買うだけですごい量になる。 店には数人の客がいた。併設の…

【読書日記】2023.6.10(土) 寝落ち

疲労困憊である。私が所属する団体主催のイベントを、娘が通う幼稚園で開催した。実に4年ぶりの開催で、いい時間になった。子どもたちのパワーに圧倒され、疲労困憊である。娘に添い寝しているうちに、寝落ちだ。今日は何も読めていない。非読書日記だ。

【読書日記】2023.6.9(金) コーヒーのある風景

今からもう10年以上も前のことになる。なんやかんや仕事が大変で、ストレスフルな日々を過ごしていた。なんとか状況を変えたかったものの、どうすればいいのかわからずにもやもやした日々を送っていた。 当時は転職なんて考えたこともなかったし、妻のお腹の…

【読書日記】2023.6.8(木) 『いい匂いのする方へ』

初任給で何を買ったかという定番の話題がある。親にプレゼントを買ったり、家族と食事に出かけたり、大切な人のために使う人が多いなか、徹底的に自分に使った。原チャリとミニコンポを買って、いくらも残らなかった。15年前の春のことだ。 大学を卒業後、新…

【読書日記】2023.6.7(水) 『怪物』

ネタバレをくらう前に観ておこうと思い、映画『怪物』をみた。なるほど傑作だった。 夜、娘が寝るタイミングで珍しく寝落ちしてしまう。22:00に目が覚めソファーに移動したところで再び寝てしまう。次に目が覚めたのが24:30。こりゃもうダメだと諦め布団に入…

【読書日記】2023.6.6(火) 『ウエハースの椅子』

棒が一本あったとさ葉っぱかな?葉っぱじゃないよ カエルだよカエルじゃないよ アヒルだよ6月6日に雨がザーザー 降ってきて ということで6月6日、雨。雨の中、妻とふたりで次男の授業参観へ行く。この3年間は学年別の日程で、出席番号の前半、後半でグループ…

【読書日記】2023.6.5(月) 卵はどこへ消えた?

朝、いつものように玉子焼きを作ろうと冷蔵庫を開けた。卵が一個しかない。そんなはずはない。昨日、確かに2つあった。あったからこそ、昨日卵は買わなかったのだ。なのに、ない。いったいどうしたことか。卵ひとつで作るには、心もとないので玉子焼きはパ…

【読書日記】2023.6.4(日) 『荒地の家族』

Jリーグ、サンフレッチェの試合を観戦に行く。今日は次男とふたりで。長男もいっしょに行くと言っていたが、「貴重な休みの一日をサッカーに費やすわけにはいかない」そうで、友人とあそぶんだとかなんだとか。そういう年頃になってきたのだなと思う。駅まで…

【読書日記】2023.6.3(土) 『記憶と想起の教育学』

たけのこ体操して、フォークダンスして、かえる作って、お歌うたって、プレゼントわたすのよ。 今日は娘の幼稚園のふれあい参観日だった。前日の晩にネタバレをくらった通りの進行だったが、もちろんその良さが失われることはない純文学的な参観に行ってきた…

【読書日記】2023.6.2(金) 「ゾンビ」

ガソリンスタンドで給油していたら、近づく影がある。手にチラシを携えた美女が、こんにちはと笑顔で言ってくる。アプリを登録してほしいらしい。このシチュエーションは前にもあった。そのときは登録お願いしますとチラシを渡された。給油後、助手席にそっ…

【読書日記】2023.6.1(木) 「アーリオ オーリオ」

ここ数年で作った料理のうち、いちばん多いのはパスタのペペロンチーノだ。かっこつけて言うならばアーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ。きっかけはなんだったろう、忘れてしまったが自宅でペペロンチーノを食べたくなって作ってみたとかそんなところだ…

【読書日記】2023.5.31(水) 『荒地の家族』

予約していた本が届いていたので、図書館に行ったら休館日だった。今月2回目の空振りだ。前回はGWの代休、今回は奇数月末の図書整理日だった。記憶の限り、今月図書館へ行ったのはこの2回だけなので、全部休館日を引いたことになる。ゲッツ!アンド ターン!…