カフェオレの泡

浮かんでは消えていく泡のようなもの

【読書日記】2023.12.28(木) 選ぶ

年内最後の営業日だ。
コンビニでパンとコーヒーを買う。
開店前に店内のレイアウトを少しだけ変える。
なんとなくいい感じになったので良かった。
店を開け、花の水やりをする。
店の前を通る人たちの雰囲気も年末っぽい。
ごろごろを引く人を何人もみた。
たくさんの人が来店された。
どなたもじっくり本を選んでくれるのがうれしい。
何冊もまとめて買っていただけるとなおうれしい。
お、いい本を選びますねと思う。
それもそのはずだ、自分がセレクトしているのだからいいと思うものの確率は高い。
ここは自分の店なんだなあということに気づく。

夕方、M氏が店に来てくれた。
M氏は帰省のついでにお店に行きたいと事前に連絡をくれた。
明日から休みに入るのでその前日の今日、閉店間際に滑り込みで来てくれた。
娘さんといっしょにやってきて、いろいろとお話をしながら一緒に本を選んだ。
人のために本を選ぶというのはむずかしい。
けれど楽しい。
本屋を始めるまでこんなに楽しいものだとは知らなかった。
こういった機会を与えてくれたM氏に感謝している。
また来てくれるとうれしい。
今年最後のお客様であるM氏を見送り、店を閉める。
なんとか無事に最初のひと月を終えることができた。
いろいろと感じることはあるけれど、安堵の気持ちが大きい。
一週間の休みを取り、また店を開ける。
より良い年にしていきたい。
読書日記と謳っているが、相変わらず読めてはいない。