カフェオレの泡

浮かんでは消えていく泡のようなもの

【読書日記】2023.12.24(日) 笑う

トイレから出るとお客さんがちょうど入ってきた。
いつものようにこんにちはと声をかける。
おそらく家族だろう。
お父さんとお母さんと、娘さんと。
しばらく店内をみられたあと、お母様がこちらに声をかけてくれた。
小山田浩子さんだった。
驚いた。
小説家の方がお店に来てくれる、本当にこんなことがあるのだなと。
SNSのやりとりでいつか来てくれるとおっしゃってくれていたが、本当に来てもらえたことがうれしい。
クリスマスイブの今日、家族でお出かけの行先が私の店だったことも、それがたまたまだったとしてもだ。
毎日、店を開ける時にツイートをしている。
最近は、「#本屋ことわざ」というタグを使って、ことわざの一部を本屋に置き換え、コメントを添えてツイートしている。
今日のツイートは「笑う本屋には福来る」だ。
笑っていればいいこともある。
ふざけているようで、そういう思いも少し込めている。
今日はM-1グランプリの決勝戦でもあるし、ちょうどよいじゃないか。
そしたら本当に福がやってきた。
小山田さんも夫さんも、娘さんも私には福の神に思えた。
店頭の著作にサインを入れていただき、サイン本として並べた。
いろいろと話もさせてもらえてよかった。
小山田さん一家をお見送りしたあとも、うれしい訪問が続いた。
楽しいから笑うのではない。
笑うから楽しいのだ。