カフェオレの泡

浮かんでは消えていく泡のようなもの

【読書日記】2023.10.14(土) 『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』

AM9:00、私は岡山城にいた。
岡山市が主催する創作ワークショップに参加するためだ。
小説家、乗代雄介氏を講師を務める、風景描写を学ぶワークショップだ。
乗代氏と言えば、作中の風景描写を重視し、これでもかというくらい細かい。
それは日頃の風景スケッチで鍛錬されていて、今回のワークショップはその秘訣を乗代氏じきじきに教えていただけるという、このうえなくありがたいものだ。
募集の概要をみたとき、最初は対象が「岡山に住む」「高校生」と限定されていた。
岡山の高校生がうらやましく思っていた。
ところが、先般、その条件が緩和された二次募集があり、問答無用で応募したところ参加と相成ったというわけである。
自分の好きな小説家と同じ時間、同じ空間を共有し、文章の手ほどきまで受けられるまたとない機会を得た。
「自分を変える風景を書く」
ワークショップの序盤は、風景描写とはいかなるものかと乗代氏による講義が行われた。
これが聞けただけでも、今日はもう終わりでもいいと、そう思えた。
しかしこれはワークショップだ。
実際に風景描写をしてみるというのが本題である。
乗代氏監修のもと、みんなで岡山城を書いた。
描くように書いた。
素晴らしい時間を過ごした。
最後に持ってきていた『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』にサインを頂いた。
図々しくも1冊の本に2か所、中のページと表紙と2か所お願いした。
快くサインしてくれた。
『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』だけは特別だということで、「のりしろ」サインも入れてくれた。
最高かよ。


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