カフェオレの泡

浮かんでは消えていく泡のようなもの

【読書日記】2023.7.5(水) ある雨の日に読んだ本たち

朝からの雨が夕方にあがって、晴れ間が出た。
遠くで蝉が鳴いている気がする。
ゆっくりと珈琲を淹れ、夏の音に耳を澄ます。
油断していたら、コーヒー豆を切らしてしまった。
明日の朝、飲む分がない。
さんぴん茶を飲むしかない。
夏っぽくていいじゃないか。

読んだものをだらだらと列挙していく。

 

タタール人の砂漠』ブッツァーティ(岩波文庫)
辺境の地にある砦に配属された男の話。
主人公含め、この砦に勤務する男たちは何か(敵の襲来とか)起こることを期待している。
でも何も起こらない。
読者も読みながら、登場人物たちと同様に何か起ることを期待するが、何も起こらなさが面白い。
人生意味って何なんだろうか。
読了。

『居るのはつらいよ』東畑開人(医学書院)
臨床心理学者の著者が沖縄の精神科デイケアで働いた経験をもとに書かれた、ケアとセラピーに関する文章。
「ただ、いる」って何なんだろうか。
読了。

 

ギリシャ神話』(のら書店)
気が向いたときにちょこちょこ読んでいる。
登場人物多すぎるし、神様たちもどいつもこいつも自分勝手だし、かと思ったら慈悲深かったりするのでよくわからない。
信仰って何なんだろうか。

 

『整体対話読本 お金の話』(土曜社)
整体師たちがお金に関するあれこれについて対話する本。
読み始めたところ。
お金って何なんなんだろうか。

 

『読書会という幸福』向井和美(岩波新書)
翻訳家の著者が、29年参加し続けた読書会の経験から、読書会のあれこれを綴るエッセイ。
本を読むって何なんだろうか。

 

以上。


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