カフェオレの泡

浮かんでは消えていく泡のようなもの

【読書日記】2023.11.12(日) 「大帽子男の伝説」

長男とトランポリンへ出掛ける。
前回行ったのは、もう一年以上も前になる。
月並みながら月日の流れの速さを思った。
一時間ほど飛び跳ね、帰宅する。
アーニャパッケージのUFOを食べる。
カップラーメンは待ち時間に「3分」とあれば、2分くらいでちょうど良いと思っている。
麺がのびのびになる気がして、3分も待てない。
それでなんら困ったことはない。
2分でいいのだ。2分で。
UFOだって湯切りをしていたら結局3分くらいになるのだから、2分でいい。
2分待って食べたUFOは今日も美味い。

午後、子どもたちに付き添ってショッピングモールへ。
体力テストみたいなイベントに参加。
無印でおやつを買って帰る。

少し休憩。
『20世紀ラテンアメリカ短篇選』からミゲル・アンヘル・アストゥリアス「大帽子男の伝説」。
著者のミゲル・アンヘルアストゥリアス魔術的リアリズム、いわゆるマジックリアリズム創始者とされているらしい。

穏やかな空気のそこかしこから、愛を語らう鳩の声、家畜どもの鳴き声、軽快な蹄の響き、ラバ追いの声が聞こえてきた。その掛け声は、投げ縄の輪のように限りなく広がり、翼、口づけ、歌声と、ありとあらゆるものを捕えていった。丘を登る羊の群れが白い道を作り、その先は見えなかった。白い道、動く白い道、白煙の道が青い朝、ひとりの修道士を夢へと誘う……。

ミゲル・アンヘル・アストゥリアス「大帽子男の伝説」

美しい描写だ。
何かが起りそうな美しさ。
私も夢をみているような心地になった。


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