カフェオレの泡

浮かんでは消えていく泡のようなもの

【読書日記】2023.10.6(金) 映画『アナログ』

映画『ミステリと言う勿れ』を観ようと映画館に行ったが、上映開始時刻に間に合わず。
代わりに『アナログ』を観ることに。
あとで知ったのだけど、今日が封切りだったようだ。
前情報も何もなく、そもそもこの映画の存在すら知らずの状態だったので、チケットを買う前に公式サイトでどんな映画かだけ確認した。
ビートたけし初の小説が原作ということと、ラブストーリーであることがわかった。
二宮くんが主演なので外れはないだろうし、ちょうどいい時間の上映がこれしかなかったので観ることにした。
ヒューマンドラマ的な邦画なのに、高音質のスクリーン上映となっていたのが不思議だったが、なるほど、その意味は観ればわかった。
アナログな方法で少しずつ近づいていく距離、作中に使われるアナログなモチーフの小物やアイテム、情感に訴えてくる音楽。
この映画では愛を獲得していくための「時間」が描かれていた。
ふたりの出会いが偶然だったように、私とこの映画の出会いもまた偶然だった。
人生がそのようなたまたまの集積でできているのだとしたら、上映時間に間に合わないことも悪くないだろう。