カフェオレの泡

浮かんでは消えていく泡のようなもの

【読書日記】2023.8.10(木) 『世界でいちばん熱い日本酒』

プールに行く予定が、台風の影響で臨時休園だった。
しかたがないので家で過ごす。
昼のうちに買い物にスーパーへ行く。
店に入ったところで財布を忘れたことに気づく。
財布を忘れて愉快な気持ちにはならなかったので、サザエさんはお気楽なんだなということがわかった。
一旦家に戻り、再びスーパーへ。
売り場がお盆仕様になっていた。
盆休みの嗜み用なのか、親戚の会合があったりもするのか、ビールを箱買いしている人をちらほら見かける。
そういえば最近、めっきりお酒を飲まなくなった。
実は日本酒が好きだ。
日本酒を冷蔵保管するためのストッカーもある。
もっとも最近は在庫が尽きて、ただの白い箱と化している。
なんとなく日本酒を飲みたい気分になっているのは、『世界でいちばん熱い日本酒』を読み始めたからだ。
福島のふたつの蔵元に焦点を当てたノンフィクション。
『廣戸川』を醸す松崎酒造の松崎裕行氏と『一歩己』を醸す豊国酒造の矢内賢征氏、両氏が廣戸川』と『一歩己』を生み出したのは、東日本大震災が起きた2011年だった。
3.11をどう乗り越え、そしてどう未来へとつなげていくのかを描いた物語だ。
福島だけでなく名だたる銘柄も登場する本書を読んでいると、なんだか懐かしくなった。
懐かしいと思うくらいに、日本酒をよく飲んでいた頃から遠ざかっているのだなとも実感した。
そもそも飲酒と読書は相性が悪い。
個人差はあるだろうが、少なくとも私の場合は相性は良くない。
酒を飲むともうその日はもう終わりだ。
本が読めなくなる。
もうひとつ言うと、昨年から始めたジョギングもできなくなる。
走る時間帯を夜に定めてしまったのでこれもどうしようもない。
酒を飲まない、飲めない理由がいくつもあるのだ。
いつか飲みたくなったら飲めばいい。
そういうことだろう。

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