カフェオレの泡

浮かんでは消えていく泡のようなもの

【読書日記】2023.10.23(月) 『プールサイド』

家族が出かけて誰もいない静かな家で本を読む。
なんだかんだでこの時間がいちばん読書が捗る。
『プールサイド』。
編集者であり文筆家の藤本和剛氏と写真家の新田君彦氏による、文章と写真の交換日記。
この日記には静かな時間が流れている。

ある先輩が言っていた。地団駄もいつかステップになり、もがきもやがてダンスになる。妻子ですら、この日記を顧みないかもしれない。それでも、自分のそばにいる目撃者たちに、川の淀みで浮沈する胸の内を、そのまま掬い上げて手づから受け渡したい。ただ、心にあかりを灯して綴っていたい。決め事はひとつ。交換の度に感想を伝えること。あとは自由、締切もない。こうして大阪↔東京、文章↔写真の、他に類を見ない交換日記が始まった。

出典:藤本和剛、新田君彦『プールサイド』(poolsidebooks)

静かな部屋で静かな本を静かに読む。
ときどコーヒーをすする音だけが小さく響く。

夕方、知人にもらった茄子があったので麻婆茄子を作る。
この茄子は、うちの近くにある市が貸し出している畑で、知人が栽培し収穫したものだ。
おすそわけをしてもらったというわけだ。
私は茄子が好きだ。
そのことを知ってか知らずか、先週娘と幼稚園から帰ってきたらところへ、その知人がちょうどいま収穫したんだと持ってきてくれた。
この茄子を使って麻婆茄子を食べたかったのだが、作っても子どもたちは麻婆茄子を食べないことがわかっていたので保留にしておいた。
そろそろ本格的に食べたくなってきたタイミングで、作ることにした。
面倒だったが、子どもたちには焼きそばを作った。
そうまでして私は麻婆茄子を食べたかった。
久しぶりに作ったので、手ごろなレシピをみてその通りに作った。
上手くできたと思う。
辛いものが苦手な妻でも食べられるセーフのラインで作れた。


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