カフェオレの泡

浮かんでは消えていく泡のようなもの

【読書日記】2023.11.2(木) 「青い花束」

プリンターの調子が悪い。
ドキュメントがひとつ印刷中のまま、印刷もキャンセルもできず固まっている。
パソコンとプリンタの電源を落としても、固まったまま動いてくれない。
どうしても朝、印刷したいものがあったので、小学生が二人が家をでたあとにセブンイレブンへいく。
途中、長男の友人の住むマンションを通ると、くだんの友人がゴミ出しをしているのを見かけた。
そのうしろには、彼にそっくりな弟がいた。
小学生、中学生、高校生がたちがわらわらと登校している。
この地区は学生が多い。
早朝(といっても七時半)のコンビニは、なんだか活気があるような気がした。
これから一日が始まるのだという空気が漂っていた。
無事に印刷を終え帰宅する。
それからあとは特筆することがない。
今日は一日、調べものをして終わった。

夜、ジョギングをする代わりにチョコザップへ行ってみた。
入会金無料の秋のキャンペーンにまんまと釣られたわけだ。
入会特典でもらえる体重計とウォッチをもらって帰ろうと思っていたのだが、在庫がなくもらえなかった。
しかたないので一通り筋トレして帰った。

帰ってシャワーを浴びたあと、『20世紀ラテンアメリカ短篇選』からオクタビオ・パス青い花束」を読んだ。
暑い夜の描写が良い。

僕は宇宙とは巨大な信号のシステムであり、森羅万象の間で交わされる会話であると思った。僕の行為、コオロギの鳴き声、星のまたたきは、この会話の中にちりばめられた休止と音節にほかならなかった。僕が音節であるのはどんな言葉だろうか。その言葉を誰が誰に向かって話しているのだろう。舗道に煙草を放る。煙草は落ちるとき、このうえなく小さな彗星のように火花を散らしながら、光の曲線を描いた。

オクタビオ・パス青い花束」(岩波文庫)

いかにもラテンアメリカっぽい描写に満足した。
おやすみ。


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