カフェオレの泡

浮かんでは消えていく泡のようなもの

【読書日記】2024.2.17(土) アガる

読書会を申し込んでくれたお客さんに、念のための連絡先を書いてもらうようお願いした。
そのときは気がつかなかったのだが、あとで見返して少しテンションがあがった。
メールアドレスが私の好きなバンドの曲名だった。
「おお」と店内で独りごちた。

久しぶりに太宰を読んでみた。
「正義と微笑み」
何度読んでも面白いし、違う面白さがある。

健全な肉体に健全な精神が宿るという諺があるけれど、あれには、ギリシャ原文では、健全な肉体に健全な精神が宿ったならば! という願望と嘆息の意味が含まれているのだそうだ。兄さんがいつかそう言っていた。健全な肉体に、健全な精神が宿っていたならば、それは、どんなに見事なものだろう、けれども現実は、なかなかそんなにうまく行かないからなあ、というような意味らしい。

出典:太宰治「正義と微笑」

へー。
そういえば村上春樹は健全な肉体に不健全な魂を宿すというようなことを言っていた。
物を書くにはフィジカルを鍛える必要があり、そのために走っているのだと。
へー。