娘の運動会を観に行く。
コロナ以降、観覧は一人までだった運動会の規制が緩和され、夫婦での参加が可能になった。
いい時間を過ごした。
妻とスーパーで買い物。
肉を中心に食材を調達する。
そばを食べて出かける。
店の掃除を少しだけして街へ。
掃除ばかりしている。
ちょうど読んでいた原研哉『低空飛行』に、掃除について言及された部分があった。
さしあたっては「掃除」である。人は掃除をする生き物だ。掃除は誰に教わることなく、あらゆる文化・文明においてそれぞれの方法で行われてきた。
出典:原研哉『低空飛行』
原はある仕事のなかで、世界中の掃除の情景を映像として集めたことがあるという。
集めた映像を数秒ずつ数珠つなぎに編集して眺めると、不思議と胸が熱くなる。
出典:原研哉『低空飛行』
ニューシネマパラダイスみたいだ。
ぜひともその映像を観てみたい。
原は掃除という営みに未来へのヒントがあるように考えている。
少し観察してみると、掃除とは、人為と自然のバランスを整える営みであることがわかる。
〔中略〕
こんな風に掃除のことを考えているうちに、再び「庭」に思いが至った。庭、特に日本の庭は、「掃除」すなわち自然と人為の止揚、つまりその拮抗とバランスを表現し続けているものではないかと思ったのである。
日常の営みの中に自然と人工のバランスを見いだす着眼が面白い。
明日から掃き掃除をするたびに、ああ自分は今バランスを取っているのだと思ってしまいそうな気がしてならない。
街に出たついでにパルコで開催中のBOOK PARK CLUBに立ち寄る。
新刊2冊と古本を一冊購入。
ビジュアルものも多くあって魅力的だったが選びきれず。
帰りにホームセンターでちょこちょこしたものを調達。
無事に帰宅する。