カフェオレの泡

浮かんでは消えていく泡のようなもの

あやてぃライフを聴きながら

最近、秘かに楽しみにしている音声配信がある。

 

あやてぃライフ」。

 

都内在住のワーママ、あやてぃさんが日々の生活の中での気付きや学びをstand.fmで配信している音声コンテンツ、それが「あやてぃライフ」だ。

今日はこのコンテンツのどこに魅かれているかを書いてみたい。

まず、音楽が良い。
再生ボタンを押した瞬間に鳴るその一音目で、ぐっと引きつけられる。
何度聞いても毎回ぐいっと持っていかれる。
郷愁を誘うBGMに僕のアテンションは振り切れてしまう。

心の奥の方に押しやっていたような、忘却の彼方に置いてきたような、そっとしておいてほしい部分を、目の前に差し出されてこじ開けられるような感じがして、いっさいのことが手につかなくなる。

季節でいうと冬。
なんとも切ない感覚を覚える。

これまで色んな音声配信のコンテンツを聴いてきたが、この感覚は初めてのものだった。

BGMそのものがいいのはそうなのだが、それよりも、この曲を選ぶそのセンスがいいなぁと思うのである。

あやてぃさんは以前も別のプラットフォームで配信していたことがあって、その時もBGMがいいなぁと思った記憶があるので、これは偶然ではないと思う。

そしてここからは推測になる。

あやてぃさんはニューヨークに留学されていたり、旦那さんの仕事の関係でイギリスに帯同されていたこともあるそうで、そこでの経験とも関係があるのではないかと思っている。

おそらく本場のクラブカルチャーにどっぷりとつかって、最先端の音楽を肌で感じる中で磨かれた選曲眼なのではないかと想像してしまう。

音声配信にけるBGMの効果については興味深いなと思うのである。

 

次に声。

背景で流れる音楽に乗っているあやてぃさんの声がいい。
ミドルなトーンが心地よく、ノンストレスですーっと入ってくる。

輪郭がくっきりしているが、質感はクリア。
高いわけではないのによく通る。
ちょっとやそっとではブレない芯のある声だと思う。

聴いていて感じるのは自信の表れだ。
あやてぃさんの言動から見て取れるアグレッシブさや、対人面における思慮の深さ。
そこから感じるのは、人としての強さとやさしさだ。
それが自信として声に乗っている気がして、勝手ながらミシェル・オバマのような女性像を想像してしまう。

本当に素敵な声だと思う。

 

そして最後に内容だ。
その素敵な声で語られる内容が良い。
あやてぃさんが学ばれているコーチングから得た学び、仕事や結婚生活および育児を通して感じた気付きをシェアしてくれる内容は、自然体で奢りがない。
声だけではなく、語られるエピソードにも強さとやさしさがにじみ出ているように感じる。

それから形式もユニークだ。
彼女の得意とする英語も交えながら話される内容は興味深く勉強になる。
ひとつの出来事をバイリンガリーに捉えることで学びも一段と深くなる気がしている。
これからも続けてもらえることを願っている。

 

以上、僕が感じる「あやてぃライフ」の魅力を書き連ねてみた。

あやてぃラジオの魅力を書いているつもりが、半分かそれ以上は、あやてぃさんの魅力になっていることに気がついた。

ファンレターのようなものとして受け取って頂けると嬉しい。